昨年12月、当オンブズマンはサニーサイド社による公有水面を勝手、無許可利用で、大型ヨットの係留施設を作ったことに対しての住民監査請求を出しました。
前回は、主に漁港内に勝手に作った繋船施設の占用料の不払いなどに対する科料措置や原状回復を求めたが、ごく一部を除いて、担当部は対応しているからとして、監査委は請求を棄却しました。
その後、住民からの通報や、みなと振興部へのヒアリングで、横須賀市がおいた消波ブロック(テトラポット)を大量に持ち帰り(窃盗ともいえるが、市は被害金額を算定
していない)、サ社のための防波堤材料に使っていること(漁組がやったことになっている)が、分かりました。
市は原状回復を求めていますが、漁組、サ社共々原状回復をしていません。
要するに、市の対応が甘いために、漁組、サ社は動きません。
漁組に対して公的な支援が様々されていますが、それは市民に向けて、水産物を安定的に供給するためであり、今回のように、私企業が営利目的を行っている(私企業では許可が出ないので漁組を隠れ蓑に使う)ことには厳格な対応を取るべきです。 そのために市民は市民税を払い、行政に任せているのです。
上地市政のやり方は、明らかに生ぬるく、公平公正な行政に欠けています。
市民共有の海の私的利用と、市財産の持ち帰りを含め、厳格に対応するように、監査請求を出した次第です。