議員共済組合の横須賀市議会

横須賀市議会は来年の改選時に定数一減でお茶を濁し、定数40で選挙に臨む。

確か2010年、私が属していた会派ニューウイングは、藤沢の人口を下回り

当然有権者数でも下回るのだから、2011年の選挙は思い切って定数を6削減し

定数37にとの案を出したが、既成会派(新政、公明、自民、研政ら)の反対で

葬られた。

2014年にはニューウイングは上地、一柳の2名だけで、議案提案に人数が足りず、

藤野、山城議員に共同提案者になってもらい、有権者一万人に一人の代表者をと

定数4削減の37名案を再度提出したが、やはり他会派の反対で潰された。

2015年の選挙後、新人で有能な新人が少なかったとの意見が、自民、公明、

市政同友からも聞こえて、自民有力者の一人は、ニューウイングの言う通り次は

思い切って4削減した方が良いと言っていたので、やっと我々の意見が通るかと

期待したら、昨年から雲行きが、おかしくなりだした。

要するに組織を持たないもの、成長しないお荷物議員が増えたので、

定数四も削減すると、3、4会派で「犠牲」者が出ると、判断したらしい。

因みにこの根拠として、選挙管理委員会のHPにある「選挙の部屋」を見て欲しい。

2015年選挙結果が出ているが、公明党候補ですら3千票取れない者が3人もいる。

(公明は殆ど3千票取っており稀に2千票台が出ると落選していた)

自民党は二人ほど危ないし、無所属みらい(吉田前市長支持会派ー2人離段)や

研政(一人はいつも下位当選)でも危ないのがいる。

だから、今年4月についに人口40万人を切って、藤沢とは人口比で3万人以上

開いたので、一人も減らさないわけにはいかないけど、4人も減らしたんでは

自分達も危ないからと、まさに議員共済組合論で、定数40にした。

と四人削減を主張し続けてきた私はそう思わざるをえない。

また強い新人も出てこないことから、7期8期目を目指す超ベテランも、

これなら落選はないと出馬するらしい。当然、この連中は今期も1回も

本会議で質問に立っていない。

地方議員の多選批判は、この頃メディアも取り上げていないが、現職議員たちの

ご都合主義に主権者市民は厳しい目を向けるべきだ。

議員とは、私たちの代わりに、議会で市民を代表して主権の行使をするので

あるから。

【参考資料】

人口(18年4月)    有権者数(17年10月)  市議会定数

藤沢市    43万人    35万5千人       36

横須賀市  39万8千人   34万7千人       40(*)

*来年選挙人口と有権者数は千人以下四捨五入で計算