昨年の市議会質疑

市議会の定例本会議は、2月、6月、8月、11月の年4回開催される。

昨年、4回の本会議で議員質問ならびに市長答弁を傍聴した。
議員の質問および追求の技量・レベルはさまざまである。
論理的にいかにアプローチができて、それをいかに説得力あるストーリに組み立てられ、所望する結果に導くか、議員各員の技量がまさに問われる。
加えて、平素の議員活動をいかに問題意識を研ぎ澄まして行っているか、まさに活動の真価の発露が議員の質問に現れてくる。

その意味から、議員をやってる以上、年4回開催される定例本会議は議員活動を通して経験したことを、市民に代わり意見表明する場であり、かつ市長はじめ市当局の見解を問いただし、市民の生活に資する結果を引き出す千載一遇の機会である。

これがまさに選ばれた議員の果たすべく使命であり、義務であるとともに1年間1度も質問、討論に関わらないのは、自らを選んでくれた選挙民への背信と言っても言い過ぎではないのではなかろうか。

そのような観点から、市議会のホームページに掲載されている昨年の発言通告から、昨年の議員の質問回数および発言内容を読み直した。
市議会のホームページに公表された情報であることから、以下議員の名前を書かせていただく。

質問回数に着目すれば、
 ・4回の定例本会議で毎回質問した議員:5名(青木哲正、大村洋子、小室卓重、ねぎしかずこ、藤  野英明)
 ・4回の定例本会議で一度も質疑にも討論にも参加しなかった議員(除く議長および百条委員会委員  長):4名(青木秀介、伊東雅之、杉田惺、山口道夫)

議員の活動の基本のひとつである議会における質疑、討論に1年間関わらなかった議員が4名もいたことは驚きであり、大変残念である。

横須賀市の現議員数は40名。減少傾向が続く横須賀の人口は40万人。
一方、人口増が続く藤沢市の人口は43万人。議員定数は36名。

これから考えると、横須賀市の議員定数は適正であるとは言い難く、これまで何度も俎上にのぼってきた議員定数削減に手をつけるべき時期に明らかにきている。