市議会定例会の傍聴について

定例会は、年4回(3月、6月、9月、12月)開催される。
開催案内ほかは、市議会のホームページにわかりやすく説明されている。
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/7860/council_02/
3月開催の第1回目定例会では、市長の施政方針及び4月にスタートする次年度予算に対する質疑が
行われる。

質疑は、会派のひとりが行う代表質問と会派に属さない議員が行う個人質問があり、 市長が中心に答弁する。
質問内容は事前に市議会のホームページに発言通告として掲載され、それを見て興味のあるテーマを
選び傍聴できる。
傍聴席は100席近くあるが、全席埋まることはまずない。
傍聴申し込みは市役所9階の議会事務局に当日行き、記名して傍聴券をもらう。

各議員は、先ず20分の質問時間を使い、問題提起と市長への質問を発言通告に従い行う。
それに答えて、壇上で市長が用意した原稿を読み、10分程度答弁を行う。
市長の答弁のあと、質問した議員は答弁に対し、質問や追及、突っ込みを行う。
追求・突っ込みの方式には、「一問一答」と「一括」のふたつがある。
最近では、ほとんどの質問者が問題の核心に一層迫り、追及ができる「一問一答」スタイルをとるようになってきた。
「一問一答」方式では、答弁する市長席の前に設けられた「一問一答」席に議員は座り、市長に対峙
する形で、まさに「一問一答」で議員は質問・指摘・追求ができ、緊迫感がある。
それに対して「一括」方式では質問者は、市長答弁のあと再度壇上から質問、指摘を行い、市長も壇上から回答し意見を述べる。
そのため、「一括」方式では「一問一答」に比べ問題指摘、追求が難しい。また、当然のことながら、「一括」方式に比べ、「一問一答」方式は、議員の技量が問われる。

議員それぞれの問題提起、それに対する市長答弁、質疑は、あわせて概ね1時間半。 議員の持ち時間は前半20分、後半20分のトータル40分。
定例会は10時からはじまり、すべて録画されるので、後日市議会のホームページで検索し視聴できる。興味のある方は、ぜひ一度議会定例会を傍聴されることをお勧めする。

議会事務局のホームページを見れば、議会開催日はわかるし、質問通告が前日までには掲載されるので各議員の質問内容は事前にわかる。
議会と市当局の二元代表制がしっかり機能しているかどうかを住民として確認するには、議会傍聴は
格好の場である。
加えて、議員の質問・突っ込み・追及を聴けば、どの程度技量のある議員か容易に判断できる。

横須賀市民オンブズマンでは、定例会の質問を手分けして傍聴し、議員の技量を判断するため通信簿をつけている。
手分けして傍聴するためには、今のオンブズマンの陣容では数が不足しており、是非とも
新しい方に入会していただき、ご支援いただくことを希望します。