連絡・通報

 横須賀市民オンブズマン代表の一柳です。
 当オンブズマンの設置目的はトップページに記載の通りですが、当オンブズマンは先ず地方政治の原則をおさえて取り組む必要があると思っています。そこが他のオンブズマンと違うところだと思います。

二元代表制の地方政治

 地方政治は行政の執行機関と議決機関の議会の二元代表制により成り立ちます。
 国政は議院内閣制で、また国会は立法機関とされます。地方政治は執行機関の長は大統領型で市民から選挙で選ばれ、議会は行政のチエック機関として議員が同じく選挙で選ばれます。議院内閣制ではないので地方議会に与野党はあり得ません。
 議会は議決機関であるため予算提案権と執行兼又人事権を持ちません。しかし議決がなければ長は事務を執行できないので議案や予算の最終決定権は議会が持っています。
 二元代表制はまた機関対立主義と規定されますが、多くの日本人はこの原則を理解していません。長と議会議員はなれ合うことなく緊張感を持って、それぞれの役割を果たすことを「機関対立」主議と訳しました。しかし日本ではこの原則を軽んじ、結果あってはならない「与党」化が多くの地方議会で進んで、シナリオ議会とか学芸会本会議かとか揶揄されている現状にあります。

主権の行使者の行動を監視する

 憲法では主権在民と規定していますが、これは日本国籍をもつ全ての国民が主権者となります。18才以上の主権者が投票権をもち有権者となります。 
 しかし主権の行使は誰がするのか、です。この大原則を日本人が教わっていなくて、全くの認識不足のママ戦後投票して議員、長を選んできました。
 当たり前ですが、主権を持つ市民が勝手にその行使(決定や執行)をすることは出来ません。その行使者は選挙で選ばれた議員及び首長です。ですから選挙とは主権の行使を自分のかわりにして貰う人(代表)を送り出す行為です。ここをしっかり認識したいと思います。
 私達、横須賀市民オンブズマンは主権の行使権を信託された市長と議員(議会)の行動を監視して、選挙公約に違わず行動しているか、機関対立主義の原則を守っているかを厳しく見つめます。要は私達が選挙時に信託した主権の行使権を市民のために、正しく、そして懸命に行使しているかをチエックして、必要な提言を行います。
 また市政のチエック者である議員と議決機関の議会をチエックするのは主権をもつ市民及びメディアです。代表者として政務活動費の不正・無駄な使用をしていないかも当然監視します。

不正を知ったら通報してください

 そこで市長以下の職員の問題行動や不正、また議員の政務活動費の不正使用などについて情報をお持ちの方は当事務局にお知らせください(内部告発は匿名でお受けします)。
 また入会希望や、問い合わせ、取材の申し入れ等も下記連絡先にお願いいたします。
議員の問題行動や政務活動費の不正使用などはただ領収書を調べてもわかるものではありません。内部告発が必要です。吉田市長の市政の私物化も内部告発が議員時代の私にきたから判明したものです。職員の方は市役所内部の問題もお知らせ願います。
 私達は長や議員に任期の4年間、主権の行使を信託しています。この大事な「契約」を反故にされないために当オンブズマンは活動して参ります。ご協力よろしくお願い致します。

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事務局長 畑中 優宏(弁護士)