横須賀市議会 百条委員会を傍聴して

横須賀市議会では、吉田雄人市長の恣意的かつ不透明な行政姿勢、情実人事と私物化、違法行為すれすれの不透明、不公平な行為を明らかにするため、2015年10月に特別委員会が設けられた。
その後、特別委員会は強力な調査権や告発権を持つ地方自治法100条の定める調査委員会(百条委員会)に格上げされた。
設置されて以来、ずっと傍聴を続け、開催された委員会の80%以上を傍聴してきた。
9月13日、百条委員会の最終総括が行われ、3件の虚偽答弁容疑で吉田市長を告発することが決まり、
決着した。
証人、参考人尋問にイライラする場面が何度も何度もあったが、最後に委員の多くが望んだこのような決着となり、胸のすく思い。

百条委の規定によれば、「宣誓した関係人が虚偽の陳述をしたときは、3箇月以上5年以下の禁錮に処せられる(同法第100条第7項)」
あとは告発が受理され、粛粛と手続きが進められ、しかるべき裁きが出ることを待ちたい。
これで来年の市長選挙の様相が俄然興味深いものになってきた。

【参考】百条委員会で取り上げられた3つの疑惑
①帆船「日本丸」招致の経緯に関する疑惑
②市長への献金者を市職員として採用した疑惑
③市の全額出資法人「シティサポート横須賀」の営業疑惑
 9月14日、神奈川新聞関連記事
 http://www.kanaloco.jp/article/199083
その後、10月14日市議会本会議で吉田市長が証人喚問で虚偽の証言
をした疑いで刑事告発することが決定
 10月15日 神奈川新聞関連記事
 http://www.kanaloco.jp/article/205851